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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.10 売主の責任ー特定物ドグマの否定、債務不履行責任への一元化

今回のポイントは、次の2点です。 ・特定物ドグマが否定された意味と効果とは。 ・売主の責任に関する期間制限の存続と変更点とは。 1 特定物ドグマの否定、債務不履行責任への一元化 売買契約において売主が負担する責任について…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.9 法定利率

今回のポイントは、3点です。 ・新しい法定利率といわゆる変動金利との違い。 ・法定利率の変更の頻度と幅。 ・中間利息控除に適用される利率は。 1 法定利率の変動制を採用 改正民法は、法定利率について、3年を1期とし、1期…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.8 契約の解除と危険負担の変更点

今回のポイントは、3点です。 ・不履行はあるが債務者に帰責事由がない場合に債権者は契約を解除できますか。 ・不履行が軽微な場合にも催告解除は有効ですか。 ・危険負担制度はどう変わりましたか。 1 契約の解除の変更点(54…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.7 債務不履行-主張立証責任の明示と過失責任主義の否定及び賠償額の予定

今回のポイントは3点です。 ・債務不履行を巡る主張立証責任はどのように規定されたか。 ・過失責任主義の否定とはどういうことか。 ・損害賠償の予定を巡る変更点はなにか。 1 債務不履行に基づく損害賠償(415条1項) (1…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.6 時効障害事由

今回のポイントは4つ。 ・時効の更新及び完成猶予はどういう意味なのか。 ・どういう場面で時効の完成猶予や更新が認められるか。 ・仮差押え・仮処分は、更新事由か完成猶予事由か。 ・協議を行う旨の合意の時効に対する効果はなに…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.5 消滅時効 起算点と時効期間の変更

今回のポイントは次の3点です。 ・債権の消滅時効期間はどのようにかわったか。 ・不法行為債権の時効についてはどうなったのか。 ・生命・身体に対する侵害による損害賠償債権について独別な扱いとはどのようなものか。 1 原則【…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.4 定型約款による契約とその変更

今回のポイントは、以下の4点です。 ・定型約款とはなにか? ・不当な内容はどのように排除されるのか? ・定型約款の内容が表示されない場合の効果は? ・定型約款の変更はどのような場合に認められるのか? 1 定型約款による契…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.3 個人保証の規制と保証人への情報提供義務

今回のポイントは、以下の3点です。 ・公証人の関与が必要となる個人保証の範囲とは? ・経営者の配偶者は経営者保証の対象となるのか? ・3つの情報提供義務の内容と違反の効果はなにか? 1 事業に係る債務についての個人保証(…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No.2 個人根保証規制の拡大-賃借人の個人保証人の責任の制限

1 根保証とは 根保証は、一定の範囲に属する不特定の債務を主たる債務とする保証契約です。根保証契約の典型として、次の4類型があります。 ① 貸金等債務の根保証-銀行取引等から生じる不特定債務(主たる債務の範囲に金 銭の貸…
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実務に役立つ民法・債権法改正~変更点セレクト20 No. 1 錯誤-取消権・動機の錯誤・第三者保護要件

研修に足を運ばなくても、民法・債権法改正の要点を身につけたいという声があります。これに応えて、実務を変える可能性が高い20の変更点を選んで、1回1000字程度にまとめてみたいと思います。 初回は、錯誤(95条)を取り上げ…
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